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膠原病・筋炎患者の日記 というよりは雑記
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前回触れた通り、酒井若菜さんの本を読んでいます。
これは本人の言どおり、病気の告白本などの類ではなく、あくまで芸能人の対談・エッセイです。
書かれている内容は誰にでも通じる事も多いですが、きっと対談相手だったりその時々の芸能界の状況だったりがわかっていた方が理解しやすくより楽しめるのでは。
長らくテレビっ子だった自分はそのへんぬかりなく。

テレビっ子、なんて言ってみたものの、元々はテレビ番組見るくらいならテレビゲームというくらいで、
芸能関係なんて興味もなく疎かったし、流行していたテレビドラマも見た事がないような人間でした。

膠原病に罹患して、できることは確実に減ったわけで、人生の選択肢は狭まったのかもしれません。
でも世界は広がったように感じます。
今まで認識できなかった幸福な事が見えるようになった、とかよく言われる抽象的な事ばかりではなく。
それが例えば、テレビっ子になった事。

身動き取れなくなった事で唯一の外との繋がりで見るようになったテレビ。
元々凝り性(オタク気質ともいう)な所があるからか、テレビ雑誌も番組表以外の隅々むで読み漁り、いつの間にか自分が産まれる前のテレビ・芸能の話までできるようになっていました。

健康だろうがそうでなかろうが人生の時間は有限で、あらゆる体験ができるわけないのです。
どんな人生だろうが、同じ時間を生きていれば、触れられるものの総量は同じはず。
できなくなった事にとらわれ続けるより、できる事を模索した方が、きっと良い。
それは決して、できなくなった事を諦めるのではなくて、むしろ諦めず貪欲に追求していく礎になり得る事ではないかな。

例えば

テレビ見る → 音楽知る → ライブ行きたい → リハビリ頑張る → 働けるようになる → 油田掘り当てて遊んで暮らす(予定)

みたいな。
身体動かすのが嫌いだったのに、スポーツ鑑賞するうちに好きになりましたし、
文章書くのも嫌いで日記なんて宿題でも書かなかったのに、こんなの書くようになってしまって、それがそれなりに実生活にも活きてますし。

こういう人生だから知り合った人、あれこれここで書いているから出会った人、そんな繋がりもですよね。

だから物事も人も食わず嫌いはしない。頭ごなしに否定もしない。を、心がけているつもりです。
それでもやっぱり嫌な事は嫌なんですけど。そんな程度な人間です。

世界が広がるより話が広がり…もとい散らかってきたので、今回はこのへんで。

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モ 氏
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自己紹介:
1995年16歳で皮膚筋炎発病。
今に至る。
略しすぎなので詳細は自サイトにて。

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旧エブリデイ(~2006年10月)

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