冷静なのか何なのか

今回の曲：tough boy/TOM･CAT

冷静だとか精神的にタフだとかたまに言われます。
タフかどうかに関しては、ただ何も考えてないだと思います。
冷静さに関しては、うーん。
ちょっとした事で内心あたふたする小心者なんですけど、
ちょっとした事でない事に関しては冷静かもしれません。


病人生活長いですが、病気に関する事で取り乱したり気持ちが昂ぶったりした事はありません。
（痛かったりしたら瞬間的に「いたアッー！」なんて言ったりはありますけど）
初めて詳細や今後の見通しを説明された時なんかも、家族やら教師やらが泣いていてなぜかそれをなだめる自分。
いやいや、逆逆。


こういう場面で冷静になれるのは長所なのかなと思いますが、良い事ばかりではありません。


以前、日帰り手術をした帰り。
場所が尻・腰にあたる部分だったためか、病院帰りの電車で傷が開いてしまいました。
血がドクドク出てまして、ジーンズから股から太股にかけて血が染み出してが変色する程で。
そんな状況下、大丈夫かと尋ねられた自分は言いました。
「あぁ、お赤飯炊かないとですね」
はい、ドン引きです。（この話、昔したような）
こんな冷静さなら要らん！捨ててやる！

冷静さじゃなくてセンスの問題ですか、そうですか。

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以下余談。むしろ本題？
本当にそれは冷静という事なのかどうか。

もっと昔、13歳の時の話。学校で足首を骨折した事がありました。
明らかにゴキッといいまして倒れているところに、教師らが駆け寄ってきて
「捻挫してる、スプレー持ってきて」
なんて言ってるのを
「いやいや、折れてるから病院運んで」
って何故か指示出してたりして。

病院に運ばれてからもそのまんまな状態で1時間以上待たされていたのです。
折れた脚は放置しているうちに重力のおかげで、
足は180度反対向いているわ、足首はあらぬ方向に折れ曲がっていくわ。書いてて痛い。
でも付き添いの教師と談笑してました。ジュース奢ってもらって喜んでたり。

その時の教師が自分が入院中に
「あいつは我慢強いわ」
と話していたそうです。（後で色々な人からそれを言われた）
それはちょっと違うかな。何かを我慢していたつもりはなかったような。
病気にしても骨折にしても、待つしか出来る事がない。
痛いとか辛いとか言ったところで何もならない、
と、頭で考えてではなく、本能的に理解していたように思います。
だから我慢って言われると違和感があるんです。
考えてみると不思議ですが、人間というか生物って本来そういうものなのかもしれませんね。
でなきゃただの嫌な13歳だ。

よく言われる「現実が受け入れ難いために自己に対して客観的になる」という事について。
冷静さというより、こっちなのかどうか。
確かに客観視もしているかとは思います。
しかし骨折の例では完治するまで1年程かかりましたし、今でも少し後遺症が残っている程の怪我。
受け入れ難い現実も何も、リアルに痛いわけで客観視なんて言ってられない。
だからちょっと違うかな、と。