30歳まで生きていられると思っていなかった人間が30歳になりまして

今回の曲：終点 / 倉橋ヨエコ

2000年1月からはじめた当サイト。
もうすぐ迎える10周年の節目を前に、人生の転機というか、大きな節目となる出来事がありました。
また、諦めていた事を実現する事となったのです。


何度も書いておりますが、病気になってから色々な事を諦めていたように思います。
30歳まで生きられるとも思っていなかったくらいですもんね。
…などと書くと重苦しいように感じますが、
実際のところは生きてるだけで幸せだという無欲モードに突入していたため、
あっさりさっぱりしていたように思います。

だからこそ体の調子が良くなった時に、深く考えずに「出来るかな？やってみよう」で色々な事に取り組んでこれたのかなと。
運動、旅行、恋愛、仕事…些細な事から大きな事まで色々ありました。
何に対しても当然不安はありましたが、出来るかわからないけどやってみようと思えるようになっている事が楽しかったです。
例えば水泳。
泳げるのかどうかでドキドキする事なんて、基本的には泳ぐ事を学び始めた頃だけの事ではないですか。
それがまた、「泳げるのか？」という緊張や「泳げた！」という喜びをまた味わえるわけです。
人生2回目のようで少し得した気分ではありませんか？

とは書いてみたものの、後からふりかえってそう思う事なのかな。
当時はやっぱり何も考えていませんでした。いつものパターンですね。
「出来るかな？やってみよう」がたまたま良い方向に転がり続けた、ただ運が良いだけの人間なのかもしれません。
失敗していないわけではないですよ。
その時の失敗は後々見れば良い方向だったという事で。

10年経つけどあまり書く事進歩していないですね。
それで良いのか、それが良いのか。
これからもこれまでと変わらぬマイペースで生きていこうと思います。
しかし、これまでと違い支えあう存在を感じながら。

以上、30まで生きると思っていなかった男が30で結婚したというご報告にかえまして。

"今回の曲"
結婚はゴールじゃない、とはベタな言葉ですね。
「終点」というタイトルですが、はてさて。
リリース当初から大好きな曲でした。
でもライブでほとんど見る事はなかったのですよね。

※写真は前職場の方々にお祝いパーティをしていただいた際に、作っていただいたウェルカムボード
　最近は人と人との繋がりに感謝すべき事が多いです。
　そんな話はまた次の機会に。